リンクベイトとは
リンケラティ(影響力のあるブロガーやソーシャルメディアのユーザー)に狙いを定め、彼らの興味を引き、反応を引き出すことで被リンクを構築する施策をリンクベイティングといいます。また、リンクベイティングのために作成するコンテンツのことをリンクベイトと呼びます。
被リンクの構築、ことにトピックに関連性のある被リンクは、SEOにとって極めて重要なものです。しかし、淡々とコンテンツをアップロードしていくだけで、そうした関連性の高い被リンクを構築するのは困難です。
なぜなら、顧客や取引先とリンケラティは必ずしも一致しないという問題があるからです。
こうした理由から、リンケラティをターゲットにし、被リンクを獲得することだけを目的としたコンテンツの作成は、それ自体が一つの戦術として成立しています。
SEOの発展
インターネットが爆発的に普及して久しい昨今ですが検索エンジン最適化の歴史は、検索エンジンの発展の歴史と密接に関わっています。
検索エンジンが登場して間もない頃は、たとえばGoogleであっても、比較的単純なアルゴリズム(ホームページ情報を収集するための処理手順)で検索結果を表示していたようです。
そのため、意図的なHTMLファイル内の書き換えや文字情報の変更などで、安易に上位表示を行うことが可能だったようです。そのため、その先に広がるビジネスの予感についても、今ほど熱心な議論がなされていませんでした。
しかし現在のGoogleを代表とするロボット型の検索エンジンでは、以前よりはるかにアルゴリズムが複雑になっており、安易なSEOでは効果が見込めなくなっているのが現実です。
一言で言ってしまえば検索エンジンは必要な情報を求めるインターネット利用者のために存在するものだからです。つまり、検索エンジンの上位表示は企業のためのものではない、ということです。