SEOスパムとは
SEOスパムとは、検索エンジンスパム、あるいは単にスパムといわれ、手っ取り早い順位アップの方法です。
その一方で検索エンジンの側でも、検索結果の精度を上げるため、そしてユーザーの期待感を裏切らないため、スパムページをあの手この手で排除しようとしています。
「ウェブマスター向けガイドライン」にはこのように記されています。
- 隠しテキストや隠しリンクを使用しない。
- クローキングや不正なリダイレクトを行わない。
- 自動化されたクエリを Google に送信しない。
- コンテンツに関係のないキーワードをページに記載しない。
- 複数のページ、サブドメイン、ドメインで同じコンテンツを公開しない。
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、不正なソフトウェアのインストールなど、悪質なページを作成しない。
- 検索エンジン用の誘導ページを作成したり、オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムを使用したりしない。
- アフィリエイト プログラムに参加している場合は、サイトを訪れるユーザーにとって価値のある内容であることを確認する。
「隠しテキスト」とは
Webページ内に、「普通にブラウザで見ているユーザーには見えないが、検索エンジンのクローラーには読み取ることが出来る」形で埋め込まれた文字や文章のことです。
ブラウザを使って人の目から見た場合には表示されず、検索エンジンのクローラーにはテキストがあることがわかるようにする手法としては、大きく次の3種類のものが使われています。
CSSのtext-indent(テキストインデント)で画面外に飛ばす
テキストのインデント(字下げ)を調整するtext-indentに大きなマイナスの値を指定して、テキスト表示を画面の外に追い出す手法です。
文字色と背景色が同じ
文字と背景を同じ色で表示するようにCSSなどでスタイルを指定し、テキストをユーザーに見せないようにする手法です。
極端に小さな文字サイズ
ただし、最近のブラウザには最小フォントサイズを指定する機能があり、それより小さなサイズの文字が拡大して表示されるようになっているため、近年では下火になっている手法です。